「ささどうぞ。どっちから飲む?」
ちょっと待て恋鳥。
「ふぇ?」
なぜストローが2本ずつ刺さっている。
「決まってるよ。ふたりで飲むためだよ? ほら恋人同士でやるみたいなの!」
そんな恥ずかしいことができるか!
「いいじゃない減るもんじゃないし?」
大切ななにかが減るからダメだ……。
「しようよーきっと幸せになれるよ!」
どういう理屈だっ!
「ふたりは熱く濡れた瞳を躱し合うの……紅茶で濡れた唇を見て高まっていくふたり。少しずつ唇が近づいていって……はぁぁダメお兄ちゃん、わたしの唇吸っちゃ!」
吸うかっ!!
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